№4 育児休業前にパパさんが会社でやっておきたいことオススメ3選

後悔と葛藤

「仕事と子育てを両立させたい」と思っているパパさんは多いといわれています。

近年では、「子育てを優先したい」と思っている20代・30代が多く、「仕事を優先したい」と思っているのは40代・50代に多い傾向にあります。

しかし、育児休業を取得しづらいと思っているパパさんが多いのが現実です。

今回は、育児休業がとりづらいと悩む原因やスムーズに育児休業に入るたの「育児休業取得前に会社で事前にやっておきたいことオススメ3選」について、体験をとおしてご紹介いたします。

悩みの原因

パタハラ

パタハラとは「男性が育児時短や育休を請求したり取得したりすることで不利益な扱いや、嫌がらせを受ける行為」をいいます。

育休取得を申請したパパさんに「そんなことしたら、キャリアに傷がつくぞ」

子供が熱発したという理由で早く帰ったパパさんから必要以上に業務を取り上げる、プロジェクトから外すといったケースが多数報告され始めています。

日本労働組合連合会調査(2014.1.23)によると、「11.6%が職場でパタハラをされた経験がある」との調査結果が出ました。

 さらに経験があると答えた従業員の「約65.6%が誰にも相談せず、子育てのための制度の利用をあきらめた」と回答がありました。

パタカラの原因

同調査によると「職場でパタハラが起こる原因は何だと思うか」という質問(複数回答形式)に対し、

「上司や同僚の理解不足・協力不足」が57.3%

「会社の支援制度の検討や運用の徹底不足」が45.4%

「性別役割分担意識」が44.1%

「職場の恒常的な業務過多」が41.3%

「フォローする周囲の社員への会社からのケア不足」が35.8%

と言ったように、会社の組織体制が整っていなかったり、運営を主とする役職者の理解が得られていないこと特徴があります。

現在の50代より上の世代では、まだ専業主婦世帯が共働き世帯を圧倒的に上回っていました。

自分たちの親世代をもちろん、自ら妻に育児を任せきりだったという人が多くいました。

また自身も過去のつらさを美化し、「今の世代は制度を盾に、権利を主張しすぎだ」という人も中にはいます。

そのような世代の人にとって、「男が育休?」なんて疑問い思うのは当然かもしれません。

育児休業を取得しなかった・できなかった理由パパさんの悩み

また、別の調査ではパパさんが育児休業を取得しなかった・できなかった理由で

29.1% 「職場が育児休業制度を取得しづらい雰囲気だったから」

25.1% 「日頃から休暇を取りづらい職場だったから」

18.7% 「会社で育児休業制度が整備されていなかったから」

17.6% 「男性の両立支援制度利用に会社職場の理解がなかった」

15.1% 「残業の多い職場だったから」

(三井UFJリサーチ&コンサルティング「H25年度育児休業制度等に関する実態把握のための調査研究事業報告」)

が挙げられます。政府では男性の育児について推進している一方、現場ではなかなか理解が得られていないのが現実です。

育児休業取得前に会社で事前にやっておきたいこと3選

ママさんの妊娠が分かった時点で、上司に相談しましょう。

上司への報告は早ければ早いほどよいです。

つわりの時期は妊娠5週目ころから始まり、個人差はありますが約1~2か月続きます。

私は妊娠が分かった時点で報告しました。(妊娠4週目あたり)

その時期より本格的にママさんへのフォローが必要になります。

ここで上司や同僚に報告しておくだけでも、育児休業の取得がスムーズになります。

たまご
たまご

「妻がつわりで体調が悪いので、しばらく残業ができません。」

と言ったように先に報告しておけば、新たな業務の割り振りを検討してくれます。

パパさんの仕事量が減れば、ママさんの家事の負担を担うことができます。

ちなみに、妻に「つわりの時ってどんな気分なの?」と聞いたことがあります。

ママ
ママ

「え?…ひどい二日酔いに似た状態だった。」

ママへの感謝と当時の自分への後悔が湧き上がってきた瞬間でした。

前もって職場の協力を仰ぎ、引継ぎの準備をしましょう。

上司、同僚への報告が終えたらといって、安心しないでください。

ここが重要です!

パパさんが育児休業期間中、先輩や同僚などがフォローしてくれています。

「当然、誰かがやってくれるでしょ」って気持ちではなく、

先輩や同僚の業務に支障がでないよう、引継ぎをお願いしましょう。

普段より業務をPDCAサイクルで進めていると非常に楽です。

業務内容だけでなく「いつまでに何をすべきか」「想定されるトラブル時の対応方法」があると引継ぐ職員も助かります。

自身の業務に係る取引先等に連絡

自身の不在の期間も取引先等が安心して仕事が進められるよう、メール等で連絡を入れましょう。

不在期間、引継ぎ者の氏名や連絡先(メルアド含む)は必須ですね。

取引先に連絡するタイミングは不在となる最低1か月前までに伝えておきましょう。

詳細を話す必要はありません。

まとめ

ここまで育児休業がとりづらいと悩む原因やスムーズに育児休業に入るたの「育児休業取得前に会社で事前にやっておきたいこと3選」を紹介しました。

誰かが困っているときはチームが協力し合うという点では、夫婦も会社も同じですね。

感謝の気持ちを忘れないで行動すれば、育児休業後も復帰しやすくなるでしょう。

さて、次回は育児の悩む「育児の費用」ついてご紹介します。

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